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【平昌五輪】エース頼みの構図は相変わらず、ノルディック複合団体

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【平昌五輪】
エース頼みの構図は相変わらず、ノルディック複合団体

ノルディックスキー複合団体で4位となり、うなだれる山元豪(左から2人目)を笑顔で迎える(左3人目から)永井秀昭、渡部暁斗、渡部善斗=22日、アルペンシア距離センター(早坂洋祐撮影) ノルディックスキー複合団体で4位となり、うなだれる山元豪(左から2人目)を笑顔で迎える(左3人目から)永井秀昭、渡部暁斗、渡部善斗=22日、アルペンシア距離センター(早坂洋祐撮影)

 日本の復活はまたしてもならなかった。1992年アルベールビル、94年リレハンメル両五輪を連覇して以来のメダルを目指した団体は4位。「団体はメダルを狙える」と表彰台を目標に掲げていた選手たちに落胆の色が広がった。

 前半飛躍の3位が誤算だった。首位に立って2位以下に大きなリードを築くという金メダルへのプランは、あえなく崩れた。後半距離で一時はノルウェー、オーストリアと2位争いを演じたが、3走の山元が失速。3位から約1分遅れ、アンカー渡部暁の力をしても挽回はならなかった。

 実は、渡部暁は左肋骨を骨折していたという。今月2日に長野県白馬村で行われたワールドカップ(W杯)の練習中にジャンプで転倒し、負傷。今大会の全3種目は、日本のエースにとって想像を絶する重荷だったに違いない。

 課題の距離は世界の背中が遠い。90年代半ばから距離重視のルール変更が繰り返され、日本も距離に強みを持つ選手の発掘、育成を進めてきた。渡部暁という逸材は現れたものの、チームとしては浮上のきっかけをなかなかつかめない。

 渡部暁の2大会連続となる個人銀メダルは勲章だが、エース頼みの構図は相変わらずで、日本複合界の底上げにはつながっていない。選手層に厚みを蓄えるには、新たな戦力の台頭が不可欠。復権に向けた日本複合界の長い夜が続く。

(奥山次郎)

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