産経ニュース

【平昌五輪】金正恩氏、妹の「ほほ笑み外交」に続き、こわもて側近派遣の波状攻勢で文在寅政権を抱き込み

平昌五輪2018 平昌五輪

記事詳細

更新

【平昌五輪】
金正恩氏、妹の「ほほ笑み外交」に続き、こわもて側近派遣の波状攻勢で文在寅政権を抱き込み

平壌で朝鮮人民軍最高司令部の「休戦協定白紙化」の声明を発表する金英哲偵察総局長=2013年3月(朝鮮中央通信=朝鮮通信) 平壌で朝鮮人民軍最高司令部の「休戦協定白紙化」の声明を発表する金英哲偵察総局長=2013年3月(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

 【江陵=桜井紀雄】北朝鮮の金(キム)正(ジョン)恩(ウン)朝鮮労働党委員長は、平昌五輪の開会式に妹の金与(ヨ)正(ジョン)氏を派遣したのに続き、閉会式には、金英(ヨン)哲(チョル)党副委員長を韓国に送り込むことを決めた。妹の「ほほ笑み外交」とは対照的に、対外工作を手掛け、強硬派で知られる側近の派遣という硬軟織り交ぜた波状攻勢で、文(ムン)在(ジェ)寅(イン)政権を抱き込む狙いが透けてみえる。

 金英哲氏は、対韓国政策を取り仕切る党統一戦線部長も兼ねているとされ、南北関係の実務を話し合うには、打って付けの人物といえる。だが、日米韓当局の間では、工作機関トップの偵察総局長を長年務めた“テロの元締め”としての顔の方がよく知られてきた。

 40人以上が犠牲となった2010年3月の韓国哨戒艦「天(チョ)安(ナン)」撃沈事件に加え、15年に南北軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)の韓国側で地雷が爆発し、韓国兵2人が負傷した事件にも関わったとみられている。金正恩氏の暗殺を描いた映画を製作したソニー子会社の米映画会社に対する14年のサイバー攻撃も主導したとされる。

続きを読む

このニュースの写真

  • 金正恩氏、妹の「ほほ笑み外交」に続き、こわもて側近派遣の波状攻勢で文在寅政権を抱き込み

「平昌五輪2018」のランキング