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【平昌五輪】北朝鮮が閉会式に高官代表団派遣、団長は哨戒艦撃沈事件や延坪島砲撃事件など主導した米韓の独自制裁対象者

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【平昌五輪】
北朝鮮が閉会式に高官代表団派遣、団長は哨戒艦撃沈事件や延坪島砲撃事件など主導した米韓の独自制裁対象者

朝鮮労働党の金英哲副委員長 朝鮮労働党の金英哲副委員長

 【江陵=桜井紀雄】北朝鮮は22日、平昌五輪の25日の閉会式に合わせ、金(キム)正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長の側近で、党副委員長の金英(ヨン)哲(チョル)氏を団長にした高官代表団を25日から2泊3日の日程で派遣すると韓国側に通知した。韓国統一省が発表した。韓国政府は受け入れる見通しで、大統領府高官は、文(ムン)在寅(ジェイン)大統領が代表団と面会する方針だと明らかにした。

 金英哲氏は、対韓国政策を統括する党統一戦線部長も兼務しているとされる。一方、かつて工作機関、偵察総局のトップとして、2010年の韓国哨戒艦撃沈事件や延坪(ヨンピョン)島砲撃事件などのテロを主導したとみられており、韓国や米国の独自制裁の対象となっている。

 国連制裁対象の崔(チェ)輝(フィ)国家体育指導委員長を代表団の一員として開会式に送り込んだのに続き、北朝鮮が国際社会の制裁を骨抜きにしようとする思惑が浮かぶ。北朝鮮のテロや人権蹂躙(じゅうりん)を糾弾してきたトランプ米政権と、南北対話を優先する文政権の分断を図ろうとする意図も明白だ。

 金正恩氏は「特使」として9~11日に派遣した妹の金与正(ヨジョン)氏を通じて文氏に訪朝を招請。閉会式にも対南政策の責任者を送ることで対話の継続を念押しし、文政権の取り込みを確実にする狙いもありそうだ。

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