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【平昌五輪】4度目五輪、集大成の藤森 恩師「余裕を感じる」

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【平昌五輪】
4度目五輪、集大成の藤森 恩師「余裕を感じる」

平昌五輪で豪快なジャンプを披露した藤森由香=アルペンシア・ジャンプセンター(撮影・松永渉平) 平昌五輪で豪快なジャンプを披露した藤森由香=アルペンシア・ジャンプセンター(撮影・松永渉平)

 大好きなスノーボードへの思いと、経験に裏打ちされた確かな技術で、藤森由香(31)は「集大成」と決めた平昌冬季五輪で22日のビッグエア決勝に挑んだ。

 長野県長和町で生まれ育った。スノーボードクロスで2006年トリノ五輪から3大会連続出場したが、前回ソチ五輪後に転向を決めた。「4度目の五輪。余裕も感じられる」。高校卒業後に通った全日本ウィンタースポーツ専門学校=新潟県妙高(みょうこう)市=で、藤森を指導した関貴英さん(37)はこう受け止める。

 教えたことをすぐに実践するセンスに加え、男子選手にも負けない身体能力の高さは、当時から並外れていた。ただ、関さんは、それより「『スノーボードが好きだ』という思いが伝わってくる選手」と評する。

 関さんは藤森が韓国入りした後、会員制交流サイト(SNS)を通じ「とにかく楽しんで」「気持ちで滑って」とメッセージを送った。決戦直前で「返信はいらないよ」と付け加えたが、本人からは「ありがとうございます。いい仕上がりができています」とのメッセージが返ってきた。

 関さんはその律義さに驚くと同時に、「余裕を持っている。よい結果が出るはず」と感じた。予感は的中し、藤森はビッグエアの予選で会心の演技を見せ、決勝に駒を進めた。

 予選後も、藤森は父の昭さん(67)とドライブや韓国料理を食べに行くなどリラックスした様子だったという。7位とメダルは逃したが、昭さんは「持っている力を出してくれた。『お疲れさま』と言いたい」と話し、娘に手を振った。(細田裕也)

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