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【平昌五輪】カーリング女子、起死回生「やり直せる」 

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【平昌五輪】
カーリング女子、起死回生「やり直せる」 

【スイス-日本】スイス戦を終えた(左から)吉田夕、鈴木、藤沢、吉田知の日本は渋い表情。この後に米国が敗れ、初の4強入りを果たした=江陵カーリングセンター 【スイス-日本】スイス戦を終えた(左から)吉田夕、鈴木、藤沢、吉田知の日本は渋い表情。この後に米国が敗れ、初の4強入りを果たした=江陵カーリングセンター

 暗雲が垂れ込めたのは、LS北見の日本が先攻で迎えた第4エンドだった。サードの吉田知まで3人のミスが重なり、スキップの藤沢が最後の一投を投じる時には、ハウス(円)に相手のストーンが3つ。

 「私たちがミスして相手が完璧だとああなる」と藤沢。ガードストーンの狭い間を通そうとしたが当たって失速、大量4失点した。点差はなかなか縮まらず、第9エンドには有利な後攻で相手に1点を許し、ギブアップした。

 勝てば自力で4強入りを決められた一戦に、平常心で臨んだはずだった。試合中もいつも通り選手同士が積極的に話し合って作戦を決め、第5エンド終了後の休憩時間にはイチゴを笑顔でほおばるなど和やかムードだったが、特別な試合で微妙な狂いを生じさせた。

 朗報は直後に届いた。同時刻にスウェーデンと対戦していた米国が敗れ、日本の1次リーグ4位が確定。1998年長野五輪から6大会連続で出場する日本勢で、初めて上位4チームで行われる準決勝に進んだ。

 思わぬ形で露命をつなぎ、選手の思いはさまざまだ。「試合自体、すごくふがいなかった」と悔しさを隠せず涙する吉田知。その肩を優しく抱いた藤沢は「正直複雑。でも、やり直せるチャンスをもらえたのは前向きにとらえたい」と、努めて明るく振る舞った。

 1次リーグで4敗し、それでも手にしたメダルへの挑戦権。「このままでは終わらせないぞ、という思いももちろんある」と藤沢は自らに言い聞かせた。この悔しさは、韓国との大一番で晴らす。(五輪取材班)

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