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【平昌五輪】美帆と菜那、通わせた夢叶う 日本初の姉妹金メダル スピードスケート団体追い抜き

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【平昌五輪】
美帆と菜那、通わせた夢叶う 日本初の姉妹金メダル スピードスケート団体追い抜き

 冬季五輪平昌大会は第13日の21日、スピードスケート女子団体追い抜きの決勝が行われ、高木美帆(日体大助手)、高木菜那(日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(高崎健康福祉大)の布陣で臨んだ日本女子は前回覇者オランダを下し、金メダルを獲得した。

平昌冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜き決勝で滑走する(左から)高木美、佐藤、高木菜。金メダルを獲得した=21日、韓国・江陵(共同) 平昌冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜き決勝で滑走する(左から)高木美、佐藤、高木菜。金メダルを獲得した=21日、韓国・江陵(共同)

 天真爛漫(らんまん)で負けず嫌いな姉と、しっかり者でわが道を行く妹-。高木菜那(25)と妹の美帆(23)は、初めて2人そろって出た五輪で一緒に頂点に立った。姉妹同時メダルは冬季五輪日本初となった。

【平昌五輪2018】スピードスケート 女子団体追い抜き(チームパシュート)高木菜那(左)と高木美帆=21日、韓国・江陵オーバル(納冨康撮影) 【平昌五輪2018】スピードスケート 女子団体追い抜き(チームパシュート)高木菜那(左)と高木美帆=21日、韓国・江陵オーバル(納冨康撮影)

 共通の夢は、団体追い抜きでの金メダル。強豪のオランダと競り合いながら最後は突き放して勝利を確信すると、姉妹で喜びを爆発させ、姉は感極まった。

 北海道幕別町出身の2人は、幼いころからよくけんかをしたが、いつもそばにいた。小学校に上がる前、遊びで初めて氷に立ったのも一緒なら、サッカーやダンスに通うのも一緒だった。

 運命が分かれたのは2009年冬。中学3年の美帆が翌年のバンクーバー五輪の代表選考会を制し、史上最年少での五輪出場を決定。突如、全国区の「スーパー中学生」になった。

 高校生だった菜那は「美帆の姉」と呼ばれるのが嫌だった。当時、代表選考会にも参加できず、両親と現地に応援には行ったが、内心は「嫉妬していた」。周辺には「(レース中に)転べって思った」とさえ明かしたという。

表彰台の一番高いところに並び、歓喜する女子団体追い抜きのメンバー。(左から)菊池彩花、佐藤綾乃、高木美帆、高木菜那(納冨康撮影) 表彰台の一番高いところに並び、歓喜する女子団体追い抜きのメンバー。(左から)菊池彩花、佐藤綾乃、高木美帆、高木菜那(納冨康撮影)

 「比較するな」とむき出しにする負けん気が身長155センチのスケーターの闘志の源だ。高校卒業後は実業団の強豪、日本電産サンキョーへ進んだ。メダリストの加藤条治や長島圭一郎に接して刺激を受け、次のソチ五輪では代表切符をつかんだ。一方、ここで代表入りを逃したのが天才と呼ばれた妹だった。

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