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【平昌五輪】積年のライバルに屈す 5位に散った渡部暁、距離で難しい選択

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【平昌五輪】
積年のライバルに屈す 5位に散った渡部暁、距離で難しい選択

ゴールし力尽きた渡部暁斗(右)=20日、韓国・平昌のアルペンシア距離センター(納冨康撮影) ゴールし力尽きた渡部暁斗(右)=20日、韓国・平昌のアルペンシア距離センター(納冨康撮影)

 積年のライバルのドイツ勢に屈し、5位に散った。ノルディックスキー複合個人ラージヒル。前半飛躍を首位で終えた渡部暁は、10キロの後半距離で難しい選択を迫られた。走力の高いライバルのドイツ勢3人との差は30秒前後。逃げ切るために必要だと考えていた40秒に届かなかった。

 目標はあくまで金メダル。「後悔はしたくない」と序盤から飛ばして逃げ切りを図った。後続につかまる可能性が高いことは分かった上。ただ、想定以上に体力を消耗し、勝負に出て早めに仕掛けたスパートも不発。思い描いたレース運びにできず「展開としては最悪だった」と悔やんだ。

 誤算が二つあった。一つは前半のペースが速すぎたこと。6キロ付近で追い付かれ、勝負が大詰めに入った終盤には「限界が来ていた。脚がふらふらだった」。もう一つはスキーが滑らなかったこと。1秒遅れで出て並走したリーベル(ノルウェー)は明らかに渡部暁より滑っていたが、前に出ようとせず「もどかしい」と感じながら引っ張り、余計な力を使った。

 日本のエースの顔に喪失感が漂った。(共同)

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