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【平昌五輪】鈍くさい、でも折れない フィギュア宮原知子 努力で上った五輪への階段

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【平昌五輪】
鈍くさい、でも折れない フィギュア宮原知子 努力で上った五輪への階段

11日、フィギュアスケート団体女子SPの演技前に、浜田美栄コーチ(左)と額を合わせる宮原知子選手=江陵(共同) 11日、フィギュアスケート団体女子SPの演技前に、浜田美栄コーチ(左)と額を合わせる宮原知子選手=江陵(共同)

 華やかさもなく、鈍くさくて才能も感じなかった。だが折れずに努力を重ね、ゆっくりと着実に階段を上る少女に、コーチは寄り添い続けた。フィギュアスケート女子の宮原知子(19)と浜田美栄コーチ(58)。初の五輪までの道は決して平たんではなかった。

 浜田さんには苦い思い出がある。2013年の世界ジュニア選手権。厳しい採点をされ、余裕を失い、一番ショックを受けたはずの宮原に声を掛けることができなかった。「自分が情けなかった」。以来、得点を待つ時はいつも教え子の手を大切に握りしめてきた。

 「何度諦めようと思ったか。才能があると思ったことがない」と浜田さん。体は小さく硬い。脚も開かず、ジャンプは低い。まず手を動かし、次に脚、ようやく一緒に動かせるように。「びっくりするくらい時間がかかった」

 「本当に鈍くさいね」と言い続けても「はい」と答え、黙々と練習を続ける宮原。上達はゆっくりでも、練習は裏切らなかった。「五輪に行きたいという思いに頭が下がる。いかなる時もちゃんとやる。あの子に私が教えてもらった」と浜田さん。(共同)

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