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【平昌五輪】ドイツ勢の追い上げに力尽く 渡部暁斗、無念の5位

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【平昌五輪】
ドイツ勢の追い上げに力尽く 渡部暁斗、無念の5位

個人ラージヒルで5位に終わり、取材に応じる渡部暁斗=平昌(共同) 個人ラージヒルで5位に終わり、取材に応じる渡部暁斗=平昌(共同)

 表彰台を独占したドイツ勢から遅れること10秒余り。ノルディックスキー複合個人ラージヒルで悲願の金メダルに挑んだ渡部暁斗は、後半距離を首位でスタートしたがリードを守りきれず、5位でゴールを通過。力尽きたように雪面に倒れ込み、激しく息をついて天を仰いだ。

 「厳しかった。残った力を振り絞ったが至らなかった」。日本のエースは、敗北を静かに受け止めた。

 悲願の金を予感させた勝負はドラマチックな展開を見せた。前半飛躍で134メートルを飛び1位。納得したように何度もうなずくと、小さくガッツポーズを決め、「飛距離より内容に満足している」と笑顔を見せた。

 一方で不安ものぞかせた。有力選手に20秒以上の差をつけたスタートになったが、「これは正直厳しい」。ソチ五輪に続きノーマルヒルを2連覇したフレンツェルら3人のドイツ勢が協力して追い上げることが予想されたからだ。「可能な限り全力を尽くして逃げたい。追いつかれたら、そこからまた考える」。そう誓って距離に臨んだ。

 悪い予感は的中した。序盤は先頭で引っ張ったが、スキーが滑らず、上り坂で前に出ても下り坂ですぐに2位の選手に差を詰められた。「ハイペースで入り、力を使ってしまった」と渡部。途中から後続集団に吸収され、終盤には他の選手と接触してバランスを崩した。互いに風よけとなって体力を温存してきたドイツ勢のスパートに付いていく体力は、もう残されていなかった。

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