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【平昌五輪】小平快挙 自立でつかんだメダル 導いた両親の教え

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【平昌五輪】
小平快挙 自立でつかんだメダル 導いた両親の教え

小平奈緒選手の優勝を喜ぶ父安彦さんと母光子さん=18日、韓国・江陵(共同) 小平奈緒選手の優勝を喜ぶ父安彦さんと母光子さん=18日、韓国・江陵(共同)

 両親の教えは明快だった。「遠回りでもいい。自分で考え、発見しなさい」。スピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒は、幼い頃から自立の大切さをたたき込まれた。末っ子娘は自らを追い込んで成長を続け、やがて世界のトップスケーターになった。

 2人の姉を追い、3歳でスケートを始めた。父の安彦さん(62)は競技経験がない素人指導者。トップ選手の滑りを見よう見まねで試行錯誤させ、練習メニューも自分で組ませた。

 小平がまだ小学生だった頃だ。休日に連れて行った登山で、父は娘を先に歩かせた。「そうしないと自分で探すものがなくなっちゃうから」。自立を促す姿勢は徹底していた。

 中学時代。初めて大きな大会に出場し、憧れの選手だった岡崎朋美さんや清水宏保さんと同じ舞台に立った。「あいさつしなさいよ」。何度も繰り返す母の光子さん(62)に、娘は「用事があればこっちから連絡するから」と反発。「自分で考えるようになったのかな」。光子さんはそれ以来、口を出さないようにした。

 小平はコーチの指導を受けるため、高校2年生の夏からアパートで1人暮らしを始めた。両親にはある考えがあった。「心技体と言うが、心を試されるのは厳しい練習よりも日常生活。勉強も食事も自由で、自分を甘やかすのか、コントロールできるのか。人としても、アスリートとしても問われる」

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