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【平昌五輪】さびぬ33歳…加藤条治、執念6位 メダルまで0・18秒 スピードスケート男子500

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さびぬ33歳…加藤条治、執念6位 メダルまで0・18秒 スピードスケート男子500

加藤は男子500メートルで6位。念願の表彰台には上れなかった =江陵オーバル(納冨康撮影) 加藤は男子500メートルで6位。念願の表彰台には上れなかった =江陵オーバル(納冨康撮影)

 一つのミスが命取り。これが男子500メートルの厳しさだ。熟練の33歳、加藤は第1カーブの頂点を過ぎたところでわずかにバランスを崩し6位。それでも大一番にピークを合わせ、久々に世界の上位に顔を出した調整能力はさすがだ。「悔しいのは大前提だが、すがすがしい気持ち」と明るく言い切った。

 フライングを取られ迎えた2回目のスタート。「しっかり(号砲の)音を聞いて出よう」と心がけながら100メートルを及第点の9秒53で通過した。最大の加速ポイントといえる最初のカーブ。出口を前に「左足が思い切り抜けた」。致命的だった。「これが実力であり、自分の未熟さ」と受け止めた。

 ソチ五輪後は、膝を痛めて十分に練習できなかったこともあり、W杯で一度も表彰台に立てなかった。過去3大会ほど周囲の期待は高くなかった。「自分のキャリアで培ったものを信じてやってきた」と4度目の大舞台での一撃に懸けた。

 衰えも感じる体と向き合いながら、豊富な経験をもとに「計算通り」に仕上げた。結果はメダルまで0秒18。ばねと爆発力はさび付いていない。「チャレンジしてきた充実度は高い。頑張らせてもらって感謝している」と語り、こう続けた。「まだ上に行く力は十分ある。チャンスがあれば続けたい」。5位でうちひしがれた4年前から順位は1つ下がったが、自らへの信頼は確信に変わった。(共同)

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