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【主張】小平金メダル 五輪の価値を再確認する

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【主張】
小平金メダル 五輪の価値を再確認する

スピードスケート女子500メートルで優勝し、2位の李相花(左)と健闘をたたえ合う小平奈緒=18日、韓国・江陵(共同) スピードスケート女子500メートルで優勝し、2位の李相花(左)と健闘をたたえ合う小平奈緒=18日、韓国・江陵(共同)

 平昌五輪のスピードスケート女子500メートルで、小平奈緒が金メダルを獲得した。五輪新記録で他を圧倒した見事な滑りはもちろん、競技後の姿も見る人を魅了した。

 出場選手中ただ1人、36秒台で滑った小平は、2位に敗れて五輪3連覇を逃し、涙を流す地元韓国のスター選手、李相花を抱きとめた。

 そして「今もリスペクトしているよ」と話しかけたのだという。2人は肩を抱き合ったままそれぞれの国旗を手にリンクを回り、スタンドから大歓声を浴びた。

 長く世界のトップを争い、真剣勝負を繰り広げてきた2人であるからこそ生まれた、今大会で最も印象に残るシーンだった。

 国際オリンピック委員会(IOC)が提唱する五輪の価値は「卓越、友情、尊敬」の3つである。その全てを、見事に象徴する光景でもあった。

 韓国の中央日報は、2人が「まるで一つのチームが金、銀メダルを取ったかのように互いをねぎらった」と報じた。

 スポーツには、人と人を結びつける力がある。ただしそれは、スポーツが公平、公正性に守られ、競技に真摯(しんし)に向き合った末に生まれるものだ。例えば政治的思惑からルールを曲げて強制された合同チームなどは、何ら共感を呼ばない。五輪の価値から、かけ離れたものといえる。

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