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【平昌五輪】「氷速女帝」重荷を下ろし、安堵の涙 李相花「もう終わった」

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【平昌五輪】
「氷速女帝」重荷を下ろし、安堵の涙 李相花「もう終わった」

スピードスケート女子500メートルで優勝し、2位の李相花(左)と健闘をたたえ合う小平奈緒=18日、韓国・江陵(共同) スピードスケート女子500メートルで優勝し、2位の李相花(左)と健闘をたたえ合う小平奈緒=18日、韓国・江陵(共同)

 押しつぶされそうな重圧に耐えた開催国の顔は五輪3連覇を逃し、目を真っ赤にした。悔しさからではないという。「自分へのプレゼント」。18日のスピードスケート女子500メートルで小平奈緒に敗れ、銀メダルだった李相花(韓国)は涙をそう表現した。

 20歳で迎えた2010年バンクーバー五輪で下馬評を覆して頂点に立ち、14年ソチ五輪で2連覇を達成。歴史に名を刻み「氷速女帝」と呼ばれた。13年に樹立した36秒36の世界記録は、今も小平の大きな目標の一つだ。

 しかし近年は脚の故障が絶えず、苦しんだ。「自国開催でなければ引退していた」と吐露したこともある。計り知れない地元の期待を背負う覚悟を決め、臨んだ五輪だった。

 16組中15組で登場し、前の組で滑った小平の好タイムに触発されたのか、100メートルの通過は10秒20と全体トップ。全盛期をほうふつとさせる鋭さだったが、第2カーブで態勢を崩し、0秒39差で完敗した。レース後は小平に肩を抱かれた。「もう終わったという安堵があった」。お互いの健闘をたたえると、潤んでいた目から大粒の涙がこぼれた。(共同)

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