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【チェックEYE】小平奈緒は本当に強かった 李相花は同走の郷を追いすぎたか 黒岩敏幸氏

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【チェックEYE】
小平奈緒は本当に強かった 李相花は同走の郷を追いすぎたか 黒岩敏幸氏

金メダルを獲得した小平(右)はライバルであり、友人でもある李相花とともにウイニングラン=江陵オーバル(納冨康撮影) 金メダルを獲得した小平(右)はライバルであり、友人でもある李相花とともにウイニングラン=江陵オーバル(納冨康撮影)

 大本命と期待されての金メダル。小平は本当に強かった。決して完璧なレースではなかったが、それでも勝つのはやはり別格の力を持っているということだろう。

 スタートはタイミングが合わずに出遅れ、私も思わず「あっ」と声が出た。あの反応で100メートルの通過が10秒26。動揺せずに自分の世界に入っていた。そこからは伸びのあるいい滑りで、バックストレートから第2カーブへのコース取りも良かった。3位のエルバノバが食らいついていたことも、「負けられない」という最後の一押しになっただろう。

 逆に失敗したのは李相花(韓国)。100メートルを10秒20で入り、300メートル近くまでは小平よりも速かったと思う。だが、第2カーブに入るタイミングが悪かった。同走の郷を追いすぎて、膨らんで入ってしまった。スピードが出たところで左脚が流れていた。

 郷の滑りは評価していいが、私はもっとできたと思う。オランダのメディアも「ゴーが3位だ」と予想していた。それくらいの力は確実にある。

 この金メダルはスピードスケートだけでなく、冬季スポーツ全体に好影響を与えるだろう。どきどきと感動、おもしろさを届けてくれた。これで競技人口が少しでも増えてくれればうれしい。(アルベールビル五輪銀メダリスト)

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