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【平昌五輪】ヒルシャーが今大会2個目の金メダル…アルペン大回転、王国の英雄が平昌3冠挑む

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【平昌五輪】
ヒルシャーが今大会2個目の金メダル…アルペン大回転、王国の英雄が平昌3冠挑む

18日、平昌五輪のアルペンスキー男子大回転で金メダルを獲得したオーストリアのヒルシャーの滑り(AP) 18日、平昌五輪のアルペンスキー男子大回転で金メダルを獲得したオーストリアのヒルシャーの滑り(AP)

 平昌冬季五輪第10日の18日、アルペンスキーの男子大回転が行われ、アルペン複合を制したマルセル・ヒルシャー(オーストリア)が合計2分18秒04で今大会2個目の金メダルを獲得した。

 フィニッシュ後、右手の人さし指を突きだして喜びを爆発させた。28歳のヒルシャーが、アルペン複合に続く金メダル。2位に1秒以上の差をつけ、アルペン王国オーストリアの底力を示した。

 ルートの最短距離を行く鋭いターンが持ち味で回転と大回転の技術系種目を得意とする。1回目は貫禄の滑りでトップに。2回目も雪の斜面を切り裂くようなターンで旗門を次々に通過。最後は優勝を確信し、スピードを緩める余裕を見せてゴールした。

 父親の影響で3歳からスキーを始め、「早熟のアルペンレーサー」として世界に名をはせた。ワールドカップ(W杯)で積み上げた勝利は歴代2位の55勝。母国の英雄マイヤーや1980年代後半から90年代にかけて圧倒的な強さを見せたトンバ(イタリア)の記録を追い抜いたが、「W杯と五輪はまた違うもの」と意を決して、平昌に乗り込んできた。

 残る回転で前回ソチ大会の2位を上回り、五輪3冠達成に期待が集まる。レース後の記者会見では、海外メディアから「あなたが過去最高のスキーレーサーだと主張する声もある」と質問を受けた。やや表情を緩め、「多くの人がそれを決める必要があるが、私は次のレースにベストを尽くす」とさらりとかわした。アルペン王国の英雄が、五輪史に残る栄冠に挑む。 (岡野祐己)

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