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【平昌五輪】“絶対王者”羽生結弦「人生史上、一番幸せな瞬間」

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【平昌五輪】
“絶対王者”羽生結弦「人生史上、一番幸せな瞬間」

フィギュアスケート男子で、羽生結弦が2連覇の偉業を達成した=17日、江陵アイスアリーナ(納冨康撮影) フィギュアスケート男子で、羽生結弦が2連覇の偉業を達成した=17日、江陵アイスアリーナ(納冨康撮影)

 ドンと響いた太鼓の音とともに、両手を広げてフィニッシュ。リンクの真ん中で大歓声に包まれながら、右手の人さし指を突き出した。66年ぶりとなる2連覇を達成した羽生結弦は、昨秋に見舞われた右足首負傷を乗り越え、自力で金メダルをつかみ取った。涙をこらえられなかった。

 「自分の人生史上、一番幸せな瞬間だった」。金メダルを首から提げると、感慨に浸った。

 前回のソチ五輪を19歳で制した。金メダルを決めたフリーのジャンプで2度も失敗した。悔しさを胸に秘め、五輪の舞台で雪辱を期して練習を重ねてきた。

 進化へのキーワードは4回転ジャンプだった。2015年、トーループとサルコーの2種類を武器にSPとフリー、合計の世界歴代最高得点を2度ずつ更新。上積みは難しくなった。

 すると3種類目の4回転ループへ挑戦した。当初、ブライアン・オーサー・コーチは消極的だった。同じリンクで練習し、今大会で銅メダルだったハビエル・フェルナンデスも「新しい4回転に時間を割くなら、スケーティングを高めたり他の要素を改善したい」と、持っている2種類の4回転でいい、という考え方だった。

 羽生は1年に1つずつ跳べる4回転のベースを作っていく戦略を描いていた。世界のトップであぐらをかくことなく限界の先を目指した。4回転ループをものにした昨季は、3年ぶりにフェルナンデスから世界王者を奪取した。「自分もやっておけばよかった」とはフェルナンデスの自戒だ。

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