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【平昌五輪】宇野昌磨「こだわり」開花 多彩な表現力「とことんまで」

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【平昌五輪】
宇野昌磨「こだわり」開花 多彩な表現力「とことんまで」

5歳のころ、スケートリンクで浅田真央さん(右)と写真に納まるフィギュアスケート男子の宇野昌磨 5歳のころ、スケートリンクで浅田真央さん(右)と写真に納まるフィギュアスケート男子の宇野昌磨

 最終滑走で登場した宇野昌磨は“静寂”をまとっていた。オペラ「トゥーランドット」の調べに乗り、躍動感たっぷりに滑り切ると、小さくうなずき、はにかむような表情を見せた。「(フリーを)笑顔で終えたい」。そう語っていた通り、夢の大舞台でつかんだ堂々の銀メダル。積み重ねてきたこだわりが花開いた瞬間だった。

 5歳のころ、地元のリンクで元世界女王の浅田真央さん(27)に「一緒に滑ろう」と誘われスケートを始めた。口数は少なく、小柄で、身長がなかなかリンクの壁を超えず周囲に気をもませる。そんな子供だった。だが、氷の上の存在感は群を抜いていた。

 「演技を始めると大きく見えた。人を引きつける力は天性のものがあると感じた」。小さい頃からの宇野を知る「グランプリ東海クラブ」理事長、久野剛生さん(63)は振り返る。

 練習では泣きながら滑り続けることもあった。リンク外では無類のゲーム好きとして知られ、「極めないと意味がない」と何年も同じゲームを続けるほど凝り性の一面を持つ。そのこだわりの強さこそが多彩な表現力を支える源泉だ。

 高校時代、トリプルアクセルが跳べず、もがき続けた時期がある。冷たく硬い氷の上で、何百回転んだだろう。それでも挑み続ける姿を見てきた中京大中京高スケート部顧問の渡辺伸雄さん(63)は「表情に『とことんまでやる』という強い意志が表れていた」。

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