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【平昌五輪】37歳・田原直哉、不屈の挑戦 フリースタイルエアリアル、きょう男子予選

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【平昌五輪】
37歳・田原直哉、不屈の挑戦 フリースタイルエアリアル、きょう男子予選

フリースタイルスキー男子エアリアルに挑む田原。体操からの転向が成功した=1月、ディアバレー(共同) フリースタイルスキー男子エアリアルに挑む田原。体操からの転向が成功した=1月、ディアバレー(共同)

 フリースタイルスキー男子エアリアル代表、田原直哉(37)=ミルキーウェイ=の平昌五輪が17日の予選で幕を開ける。8歳から始めた体操で五輪を目指したが、2005年に右肩を筋断裂。翌年、未経験のエアリアルに転向した。スキーを滑るところから始めて11年、不屈の挑戦でつかんだ初めてのひのき舞台だ。

 「直哉にとって30年近く夢見ていた五輪」。こう感慨深く語るのは、04年アテネ五輪体操男子団体金メダリストで体操男子強化本部長の水鳥寿思さん(37)。田原とは同期で、日体大、徳洲会と8年間、同じ所属で切磋琢磨(せっさたくま)してきた。

 思い出されるのは06年。故障後の田原と、たまたまトリノ五輪のエアリアルを一緒にテレビで見た。「『あれ、いいじゃん。絶対できるよ』って話してたら、まさか転向しちゃって」。盟友は当時から、とんでもなく思い切りが良かった。

 床運動で、田原のオリジナル技があった。後方伸身宙返りをしながら2回半ひねり、前転しながら着地する技だ。世界で誰もできない高難度技だったが、非常に危険なため現在は禁止されている。

 アテネ五輪団体金メダリストで徳洲会監督の米田功さん(40)は「やんちゃで頑張り屋」と所属の後輩を語る。転向後に応援に行くと、全然、うまく跳べていなかった。13~15メートルもの高さに飛び出すエアリアル。「怖いと言っていた。体操の経験を生かせると言っても、全く別の競技で世界トップレベルになるのは本当にすごいこと」

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