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【平昌五輪】「白銀世界」駆け抜けた“半裸”のトンガ選手 200年前の祖先から伝わる「誇り」を胸に完走

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【平昌五輪】
「白銀世界」駆け抜けた“半裸”のトンガ選手 200年前の祖先から伝わる「誇り」を胸に完走

平昌冬季五輪開会式でトンガ選手団の旗手を務め(左、共同)、2017年2月にはノルディックスキー世界選手権に出場したピタ・タウファトフア(ロイター) 平昌冬季五輪開会式でトンガ選手団の旗手を務め(左、共同)、2017年2月にはノルディックスキー世界選手権に出場したピタ・タウファトフア(ロイター)

 氷点下の平昌五輪開会式に“半裸”で登場し、世界中から脚光を浴びた太平洋の島国、トンガの選手が16日、ノルディックスキー距離男子15キロフリーに登場した。もともと、テコンドーの選手として2016年のリオデジャネイロ五輪に出場した後にスキーに挑戦、五輪出場の夢を叶えた「努力の人」。母国トンガでは、恵まれないホームレスのため尽力してきた異色の選手の滑りに、下位の成績ながら世界中が心を動かされた。

 この選手は、トンガから冬季五輪出場2人目となるピタ・タウファトフア(34)。スノーウエアをまとわず上半身裸の民族衣装で姿を現し、世界中を驚かせた開会式から8日目の16日、今度は黒と赤のスキーウエアに身を包んでスタートした。

 スキーヤーとして実質、1年程度のトレーニングは“本職スキーヤー”115人相手に歯が立たず、スピードが徐々に減速。終わってみれば114位と下位に沈んだ。しかし、素人にも近い選手の努力の結果には、観客が歓声で答えた。

    

 9日の開会式では、上半身裸で、腰から下に赤や黒の民族衣装を身につけ、足には草履を履いて旗手として行進に臨んだ。寒さをしのぐ意味合いもあって、肌にココナツオイルを塗りたくり、テカテカの筋肉美を“披露”する形にもなった。

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