産経ニュース

【平昌五輪・祭典のまちから】競技人口3千人“マイナー競技”カーリングの魅力

平昌五輪 平昌五輪

記事詳細

更新

【平昌五輪・祭典のまちから】
競技人口3千人“マイナー競技”カーリングの魅力

 開幕から1週間が経過した15日、江陵(カンヌン)で開催されているカーリングの会場に足を運んだ。カードは男子の日本対英国戦。ショットのわずかなずれが勝敗を分ける緊迫感、二手三手先を読む頭脳戦…。これまでテレビで視聴したことは何度かあったが、初めて生で見るとその迫力に圧倒された。

 男子日本代表は、長野五輪以来20年ぶりの五輪出場。試合の方は最終エンドで勝ち越されて惜しくも敗れたが、「氷上のチェス」と呼ばれるカーリングの魅力は十分に堪能できた。

 会場にいた日本チームの関係者に聞くと、国内のカーリング人口は選手が約3千人、趣味で楽しむ人はその倍程度。2006年のトリノ五輪では女子日本代表「チーム青森」が強豪のカナダや英国を倒して話題になったが、なかなか裾野は広がらないのが現状という。

 日本カーリング協会のホームページによると、国内でカーリングができる施設はスケートリンクとの併用も合わせて44カ所。ただ、北海道など北日本に集中しており、なじみの薄い人も多い。

 カーリングの選手たちは、決して恵まれているとはいえない環境の中で、日々努力を重ねてきたのだろう。関係者は「男女ともに活躍してもらい、競技の魅力を広めてほしい」と話していた。

 カーリングに代表されるように、冬季五輪は夏季五輪と比べていわゆる「マイナー」といわれる競技が多いが、それぞれに奥深い魅力を秘めている。懸命に応援する関係者の姿を見ながら、それを伝えることの必要性を再確認した。(桑村朋)

「平昌五輪」のランキング