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【平昌体温計】「冬の国技」段違いの熱気

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【平昌体温計】
「冬の国技」段違いの熱気

13日行われたショートトラック女子500メートル決勝。左から韓国の崔、金メダルのアリアンナ・フォンタナ、カナダのキム・ブタン=平昌(ロイター) 13日行われたショートトラック女子500メートル決勝。左から韓国の崔、金メダルのアリアンナ・フォンタナ、カナダのキム・ブタン=平昌(ロイター)

 スケート競技の会場がある江陵(カンヌン)の中央市場。昼食に立ち寄った手打ちうどんの店で、父子2人と相席になった。夜の競技観戦に向け車で4時間近くかけて訪れたといい、高2の息子は「ショートトラックがどうしても見たかった」と語った。1998年長野五輪当時、高校の授業中にラジオのイヤホンを袖に通し「日の丸飛行隊」に夢中になった自分と重なった。

 韓国の冬の国技といわれるショートトラックが実施された13日。いつも見かける「空席を埋める係」の住民も北朝鮮応援団もおらず、会場は“純粋に”満席。地元の有力選手が次々に登場する中、めまぐるしく順位が入れ替わるレース展開に歓声と悲鳴がこだまし、段違いの熱気に包まれた。

 五輪は開催国が活躍してこそ盛り上がる。そう得心していたところ、決勝で金メダル候補の韓国選手が反則失格になり、場内全体が突如、放心状態に。口をあんぐりと開けたまま固まる観客席の女性に向け、心の中でエールを送った。(時吉達也)

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