産経ニュース

【平昌五輪】「ああ、届かなかった」 小平0秒26差で銀メダル それでも本命500へ納得のレース

平昌五輪2018 平昌五輪

記事詳細

更新

【平昌五輪】
「ああ、届かなかった」 小平0秒26差で銀メダル それでも本命500へ納得のレース

 平昌冬季五輪第6日の14日、スピードスケート女子1000メートルが行われ、世界記録保持者の小平奈緒(相沢病院)が1分13秒82で銀メダルを獲得した。1500メートル2位の高木美帆(日体大助手)は1分13秒98で銅メダル。ヨリン・テルモルス(オランダ)が1分13秒56の五輪新記録で初優勝した。

スピードスケート女子1000メートルで2位となった小平奈緒。悔しさも残る銀メダルとなった(納冨康撮影) スピードスケート女子1000メートルで2位となった小平奈緒。悔しさも残る銀メダルとなった(納冨康撮影)

 「ああ、届かなかった…」。滑り終えてタイムを確認した小平は、オランダのテルモルスが4組前で出した女子1000メートルの五輪新記録に及ばなかったことを確認すると、思わず天を仰いだ。金メダル獲得はならず。個人種目では自身初の銀メダルに喜ぶ様子はみせたが、「これが今の実力かな」と冷静に受け止めていた。

 最終組の1つ前の組。アウトからいつものように加速し、序盤600メートルは全体トップタイムで通過。この時点ではテルモルスを0秒51上回っていたが、後半はややラップが落ちた。だが、1年前に同じリンクで行われ、2位に入った世界距離別選手権を上回る好タイム。それで負けたのだから「やっぱり五輪は、強い人が強い」とすっきりした表情だった。

スピードスケート女子1000メートルで、銀メダルを獲得した小平奈緒(左)と銅メダルの高木美帆=14日、韓国・江陵(共同) スピードスケート女子1000メートルで、銀メダルを獲得した小平奈緒(左)と銅メダルの高木美帆=14日、韓国・江陵(共同)

「私は強いんだろうか…」

 今季は1000メートルで世界記録を樹立しているが「完全に私は強いんだろうかと、まだ信じ切れていなかった」という。前回ソチ大会後のオランダ留学では技術や精神的な強さを身につけることができたものの、練習量が日本より少ない環境で持久力に陰りが出た。2016年春に日本に拠点を戻し、結城匡(まさ)啓(ひろ)コーチと平昌五輪までの「22カ月計画」に沿って一つ一つ課題を乗り越え、やっと輝きが戻ってきたところだった。

 最も得意とするのはやはり500メートル。1998年長野大会の500メートル金メダリスト、清水宏保さんが1000メートルでも銅メダルを取っていることを念頭に「1000メートルで3位以内というのは、500メートルで金メダルを取るための方程式に乗っている」と小平。結城コーチも「及第点」と語る。

 表彰台で喝采を浴びても感傷に浸る様子はない。「まだ500メートルが残っている。何をリカバリーして、次にどう生かすかに気持ちが切り替わっている」。この銀メダルは、500メートルで世界に見せる最速への序章だ。(大宮健司)

女子1000メートルで銅メダルに輝き、日の丸を持って声援に応える高木美帆。後ろは銀メダルの小平奈緒(納冨康撮影) 女子1000メートルで銅メダルに輝き、日の丸を持って声援に応える高木美帆。後ろは銀メダルの小平奈緒(納冨康撮影)

このニュースの写真

  • 「ああ、届かなかった」 小平0秒26差で銀メダル それでも本命500へ納得のレース
  • 「ああ、届かなかった」 小平0秒26差で銀メダル それでも本命500へ納得のレース
  • 「ああ、届かなかった」 小平0秒26差で銀メダル それでも本命500へ納得のレース
  • 「ああ、届かなかった」 小平0秒26差で銀メダル それでも本命500へ納得のレース
  • 「ああ、届かなかった」 小平0秒26差で銀メダル それでも本命500へ納得のレース

関連ニュース

「平昌五輪2018」のランキング