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【平昌五輪】「バランスを崩している」とジャンプNH落選の竹内択、LHと団体での出場を目指して奮闘中

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【平昌五輪】
「バランスを崩している」とジャンプNH落選の竹内択、LHと団体での出場を目指して奮闘中

スキージャンプ男子の竹内択=韓国・アルペンシア・ジャンプセンター(早坂洋祐撮影) スキージャンプ男子の竹内択=韓国・アルペンシア・ジャンプセンター(早坂洋祐撮影)

 【平昌=奥山次郎】ノルディックスキー・ジャンプ男子の竹内択(北野建設)が、16日の個人ラージヒル(LH)予選出場を目指して奮闘中だ。日本代表5人のうち出場できるのは4人。個人ノーマルヒル(NH)に出場できなかったソチ五輪団体銅メダルメンバーの30歳は、「個人のメダルがほしい」という目標に向かって選考会を兼ねた14、15日の公式練習に挑んでいる。

 7日に行われたNHの公式練習で6本を飛んだ後、斉藤智治監督から無情の通告がなされた。「NHのメンバーから外れるのは竹内。バランスを崩しているのでLHに向けて調整してほしい」。個人2種目のうち1種目を失った。

 ソチ五輪を直後に控えた2014年1月、病に倒れた。診断結果は「チャーグ・ストラウス症候群」。120万人に1人が発症するとされる血管の病気で、激しいせきや関節の痛みを伴う。それでもソチ五輪出場には何とかこぎ着け、団体の銅メダル獲得に貢献した。

 ただ、個人のNHは24位でLHは13位。「団体のメダルは取らせてもらったもので、うれしいというよりは悔しいだけだった。平昌では自分が引っ張って、個人のメダルも取りたい」。しかし、闘病を続けながらたどり着いた平昌でNH出場はならなかった。

 ソチ五輪後の14年に結婚し、16年に長男、先月には次男が誕生した。平昌は家庭を築いてから挑む初めての五輪。NH落選の悔しさをLHと団体で晴らしたい思いは強いだろう。病に屈することなく戦い続けるジャンパーは、新たな家族の期待も背に平昌五輪のスタートゲートを目指す。

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