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【平昌五輪】銀メダルのスノボHP平野、楽しさを犠牲にし葛藤の中でもがき続けた4年間 「勝ち続けること」が美学

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【平昌五輪】
銀メダルのスノボHP平野、楽しさを犠牲にし葛藤の中でもがき続けた4年間 「勝ち続けること」が美学

スノーボード・ハーフパイプ男子決勝。ショーン・ホワイトと抱き合う平野歩夢 =14日、韓国・フェニックス・スノーパーク(納冨康撮影) スノーボード・ハーフパイプ男子決勝。ショーン・ホワイトと抱き合う平野歩夢 =14日、韓国・フェニックス・スノーパーク(納冨康撮影)

 2016年、未成年選手の飲酒や大麻使用が発覚してスノーボード界の活動をほとんど休止。疑いは平野にも向けられ「自分まで関係あるかのように見られ、すごく悔しかった」と傷ついた。昨年3月に出場した国際大会では技の着地に失敗、左膝と内蔵を損傷する全治3カ月の大けがをし、「目指すところを信じることしか自分を立て直すことができなかった」と振り返る。身も心も傷ついたが、それでも最終的な着地点を見失うことはなかった。

 4年間「圧倒的な滑り」を追及した末、前人未到の4回転の連続技に行き着いた。今年1月、米国での賞金大会「冬季Xゲーム」で初めて披露して優勝。この日も五輪史上初となる4回転の連続技を決め、95・25点の高得点をたたき出したが、それでもとてつもなく大きな白い壁、五輪3度目の優勝を果たしたショーン・ホワイト(米国)を突き崩せなかった。

 4年前に比べさらに上がった競技レベル。「すごかった。今まで一番の大会だったと思います」と平野。同じ銀色でもそのメダルの輝きは増している。

(岡野祐己)

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