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【平昌体温計】おとなしい観客 「テーハミングック」おじさんは失笑を買う

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【平昌体温計】
おとなしい観客 「テーハミングック」おじさんは失笑を買う

平昌五輪の開会式で、韓国と北朝鮮の「コリア」選手団の入場行進に合わせ浮かび上がった「統一旗」=9日(共同) 平昌五輪の開会式で、韓国と北朝鮮の「コリア」選手団の入場行進に合わせ浮かび上がった「統一旗」=9日(共同)

 直前に、「北朝鮮は地球最悪国家」と叫ぶデモを取材していたせいだろうか。9日の開会式を会場内で見ていた2時間あまり、観客がずいぶんおとなしいな、という印象を受けた。

 歓声が響いたのは南北合同入場行進と聖火を点灯させたキム・ヨナさんの登場、それから入場行進中に音楽が切り替わり、世界的にヒットした「江南(カンナム)スタイル」が流れ始めたときくらい。LEDを駆使した美しい光の演出などが披露されても、会場の反応は薄かった。

 先日取材したカーリング会場では、韓国選手の対戦相手の投球中に「テーハミングック(大韓民国)」と叫び、周囲の失笑を買うおじさんを見かけた。五輪組織委やメディアは、競技観戦上の禁止事項について、さかんに広報をしている。

 しかし、良いプレーやパフォーマンスにしっかりと反応するのは、ある意味ではマナーを守るより難しいことなのかもしれない。運動記者でないことを言い訳にして勉強不足の私自身とともに、観客が大会を通じてどう成熟していくのか、注目したい。(時吉達也)

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