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【平昌五輪】高梨沙羅、4年前の悔しさ力に悲願の金に挑む「いよいよ」 ジャンプ

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【平昌五輪】
高梨沙羅、4年前の悔しさ力に悲願の金に挑む「いよいよ」 ジャンプ

公式練習を飛び終え、笑顔で引き揚げる高梨(早坂洋祐撮影) 公式練習を飛び終え、笑顔で引き揚げる高梨(早坂洋祐撮影)

 高梨の2度目の五輪が始まった。金メダルを確実視されながら4位に沈んだソチ五輪から4年。公式練習で3本を飛んだ女子ジャンプ界の牽引(けんいん)者はようやく巡ってきた雪辱のチャンスに、「いよいよ始まったなという感じ」と闘志をみなぎらせた。

 距離に限ると1回目が99メートルで6位、2回目が105メートルで3位、3回目は106メートルで首位に立った。しかし、飛距離に飛行姿勢や着地、風の影響などを加味した得点でトップを独占したのはマーレン・ルンビ(ノルウェー)。W杯個人総合で首位を独走するライバルの壁はやはり厚い。

 今季は世界トップレベルで戦い始めてから、最も苦しい戦いを強いられている。過去5シーズンで4度個人総合優勝に輝いたW杯は全10戦でまだ勝利がない。飛躍的に力をつけてきた海外勢の後塵(こうじん)を拝し続けている。

 復調のきざしはある。1月中旬に札幌市と山形市で開かれたW杯4大会で首位に平均約27・5ポイントつけられていた絶望的な差を、1月28日にスロベニアで行われた五輪前最後のW杯では5・8ポイントにまで詰めた。ジャンプ台が異なるため単純比較はできないが、1本あたりの距離にして約1・5メートル。届かない距離ではない。

 6日に平昌に入ってから飛ぶのは初めてで手探りの状態にある。「内容にはまだ満足していないし、楽しむというところまではいっていない」と表情を引き締めたのも、伸びしろを残していると信じているからこそ。21歳の日本のエースはラストスパートをかけて、悲願の金メダル獲得に挑む。(奥山次郎)

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