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【平昌五輪】競技時間は「マネー第一」運営 朝型?夜型? 日本人選手が苦心

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【平昌五輪】
競技時間は「マネー第一」運営 朝型?夜型? 日本人選手が苦心

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 【平昌=田中充、大宮健司】9日開幕の平昌五輪はお隣韓国での大会にもかかわらず、「時差」への対応がカギになる。フィギュアスケートやスピードスケートなど欧米で人気の種目が、昼夜逆転でスケジュールを組まれたためだ。日本勢は大会前の調整から「朝型」や「夜型」への転換に苦慮している。背景には、巨額の放映権料を払う米NBCユニバーサル(NBCU)の意向があり、「選手第一」ならぬ「マネー第一」の運営は2年後の東京五輪も人ごとではない。

 近年は五輪招致都市の撤退が相次ぎ、国際オリンピック委員会(IOC)が「五輪離れ」に危機感を強めている。NBCUは2014年から32年まで計10大会の米国向け放映権を120億3千万ドル(約1兆3100億円)で獲得。IOCは競技日程の編成でその意向を無視できない。

 米国で人気のフィギュアスケートは、17日の男子フリーが午前10時(日本時間同)開始。米国東部は16日午後8時で、ゴールデンタイムに当たる。フィギュアの大会は通常、公式練習が午前、本番の演技が昼から夜にかけて行われるが、平昌五輪は多くの日程で午前10時スタートだ。試合当日の公式練習は早朝になるため、選手は就寝と起床時間を前倒しした「朝型」への転換を強いられている。

 女子で初出場の坂本花織(シスメックス)は「本番までに体を慣らしたい」と代表決定後、早めの就寝を心がけ、午前8時ごろからの練習にシフトした。日本スケート連盟は五輪期間中、希望する選手の部屋に光の高照射器を設置。太陽光に代わる人工の光で、起床後に出るホルモンの分泌を促すという。

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