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【平昌五輪】スピードの「戦闘服」はピチピチで勝負…ソチ惨敗から雪辱のメダルラッシュへ

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【平昌五輪】
スピードの「戦闘服」はピチピチで勝負…ソチ惨敗から雪辱のメダルラッシュへ

新たに開発されたスーツで調整する小平奈緒(右)ら日本の選手=5日、江陵(早坂洋祐撮影) 新たに開発されたスーツで調整する小平奈緒(右)ら日本の選手=5日、江陵(早坂洋祐撮影)

 選手団主将の小平奈緒(相沢病院)や高木美帆(日体大助手)らメダルラッシュが期待される日本のスピードスケート勢を支えるのが、兵庫県丹波市で開発されたレーシングスーツ(競技用ユニホーム)だ。ポイントは「もっときつく」。体を締め付けるタイトな“戦闘服”で、メダルゼロに終わった前回ソチ五輪の雪辱を期す。(大宮健司)

 開発したのは1988年カルガリー五輪から日本代表にスーツを提供しているスポーツ用品メーカーのミズノ。98年長野五輪の清水宏保さん(43)の金など、14個のメダル獲得を支えてきた。だが、ソチではゼロの惨敗。開発チームの辻中克弥さん(48)は「毎晩のように反省会をした」と振り返る。

 ミズノは「次こそは必ず結果を残さないと」と対策を検討。ナショナルチームを発足させるなどの改革をスタートさせていた日本スケート連盟と共同で新たなスーツの開発を始めた。

 スピードスケート界では、滑走時の前傾姿勢の維持を助ける張りが強いタイプが世界の流行となっていた。ミズノのソチ五輪モデルも同様だったが、肩回りは柔らかい素材にして着心地や動きやすさも重視していた。しかし、2015年に招聘(しょうへい)したオランダ人のヨハン・デビット・ヘッドコーチは「もっときつく」と要望。最初は試着時に違和感を訴える選手もおり、辻中さんも「動きを妨げるのではと疑問に感じた」というが、改良を重ねて張りの強い素材の「ウレタンラミネート」がスーツの全面積に占める割合は、4年前の35%から55%まで増えた。

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