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【平昌五輪】葛西、果てぬ渇望 8度目五輪「金メダルが欲しい」 ジャンプ男子NH

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【平昌五輪】
葛西、果てぬ渇望 8度目五輪「金メダルが欲しい」 ジャンプ男子NH

葛西は午前からの練習には参加せず、夜の公式練習に臨んだ=アルペンシア・ジャンプセンター(松永渉平撮影) 葛西は午前からの練習には参加せず、夜の公式練習に臨んだ=アルペンシア・ジャンプセンター(松永渉平撮影)

 葛西が自らの最多出場記録を塗り替える8大会連続8度目の五輪出場を決めた。代表5選手から8日のノーマルヒル予選に出場する4人を決める選考会でもあった公式練習でメンバーに選出された。斉藤智治監督は「最後に(いいジャンプを)飛んだから」と理由を説明した。45歳になっても勝利への渇望が衰えず、「金メダルが欲しい」と言い切る男が、五輪で唯一、手にしていない色のメダル獲得に挑む。

 午前からの公式練習を回避し、夜の公式練習にすべてをかけた。1回目と2回目は日本勢の中での飛距離が4位タイだった。「しょっぱいジャンプ」。ここで勝負強さを発揮した。3回目。「やっと自分のジャンプができた」と2位につけ、ノーマルヒルのメンバーに何とか滑り込んだ。

 五輪初出場は1992年アルベールビル大会。19歳で臨んだ舞台から四半世紀以上も、世界の第一線で活躍する。過去7大会は団体、個人とも2位が最高。表彰台の真ん中で喜びを爆発させるライバルたちの姿を複雑な思いで見つめてきた。

 勝ちたいから自分を追い込む。練習で体をいじめ抜き「肉体的な衰えは感じない」と言い切る。同郷の北海道下川町出身で32歳の平昌五輪代表、伊東は「化け物なんじゃないですか」と冗談めかす。平昌代表で30歳の竹内は昨夏、葛西の所属先の合宿に帯同し「あれだけストイックだから長く世界で戦えている」とその姿に舌を巻いた。

 競技力向上のためなら何だって取り入れる。昨年11月の全日本選手権では、監督兼任の土屋ホームで指導する平昌五輪代表の伊藤有希の助走に着目。優勝後に「有希のアプローチを参考にして滑りを修正した。助けられました」と感謝した。23歳の伊藤は「競技レベルが低い女子だったり、年下だったりしても、得られるものは得ようという監督の視野の広さを尊敬する」と恐縮しきりだった。

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