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【平昌五輪】日の丸「金」へ息ぴったり スピード女子追い抜き「一番いいレースに」

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【平昌五輪】
日の丸「金」へ息ぴったり スピード女子追い抜き「一番いいレースに」

公式練習で団体追い抜きの動きを確認する高木美、菊池、佐藤、高木菜、押切(右から) =江陵オーバル(松永渉平撮影) 公式練習で団体追い抜きの動きを確認する高木美、菊池、佐藤、高木菜、押切(右から) =江陵オーバル(松永渉平撮影)

 公式練習2日目。スピードスケート女子団体追い抜きで金メダル候補筆頭の日本が、最大の武器である一糸乱れぬ連係を披露した。前日の初滑りでは、4年に1度の大舞台を前に浮足だった様子もあった。選手たちはきっちりと切り替えた。

 日本の「先頭交代」の技術は独特だ。カーブ入り口で先頭が大きく外へはみ出し、素早く隊列の最後尾につく。先頭の選手が減速しながら最後尾に下がる一般的な動きでは、先頭交代のたびに減速と再加速を繰り返すことになる。日本の技術は可能な限り減速を避けるもので、今季、世界記録を3度更新した動きを本番リンクで確認した。

 この種目は2010年バンクーバー五輪で銀メダルを獲得し、14年ソチ五輪は4位だった。

 先頭交代の回数をルール上最少となる3回にとどめ、全6周のうち3周半でエースの高木美が先頭を引っ張る策も奏功している。高木美のほかに高木菜、佐藤綾乃(高崎健康福祉大)、菊池彩花(富士急)の誰が出場してもタイムが落ちない選手層も強みだ。

 メンバーは五輪での目標に、この種目の金メダルを掲げる。「やってきたことを出すしかない。勝ちに行くことばかりにこだわらず、一番いいレースができることを考えていきたい」と高木菜は力を込めた。息もぴったりの“4人娘”が、頂点に向けて足並みをそろえる。(大宮健司)

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