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【平昌五輪】欧州製はダメ、日本人には日本の板を…国産スキー板でメダルを狙う湯浅直樹、メーカーとの二人三脚の歩み

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【平昌五輪】
欧州製はダメ、日本人には日本の板を…国産スキー板でメダルを狙う湯浅直樹、メーカーとの二人三脚の歩み

昨年12月、イタリアでのW杯男子回転第3戦で滑走する湯浅直樹。国産スキー板で五輪メダルを目指す(共同) 昨年12月、イタリアでのW杯男子回転第3戦で滑走する湯浅直樹。国産スキー板で五輪メダルを目指す(共同)

 平昌冬季五輪で男子回転(22日)に出場する湯浅直樹(34)=スポーツアルペンクラブ所属=が、五輪のアルペン競技としては日本人で初めて国産スキー板でのメダル獲得を目指す。欧州の選手が活躍するアルペン界は用具も欧州の伝統メーカーが席巻。「用具が勝敗を左右する」とまでいわれ開発競争も熾烈(しれつ)だが、日本人は体格などの違いから欧州製では不利ともいわれてきた。そんな中、湯浅は自分なりの滑りやすさを追求、名古屋市の会社のブランドスキー板をオーダーメードで注文して戦っており、ファンだけでなく業界の関心も集めている。(三宅有)

アルペンで日本製の板は異例

 五輪のスキーでは、フリースタイルやスノーボードなどで日本選手がメダルを獲得するようになったが、1936年ドイツのガルミッシュ・パルテンキルヘン五輪から始まったアルペン競技でメダルを獲得したのは、1956年イタリア・コルティナダンペッォ五輪で銀の猪谷(いがや)千春(86)だけ。アルペンは、日本にはない10キロを優に超えるコースを持つヨーロッパアルプスで育った選手が圧倒的な強さを示し、用具も選手とともに進化したロシニョール(フランス)やフィッシャー(オーストリア)など欧州メーカーが高いシェアを誇る。強豪選手たちの欧州メーカーに寄せる信頼も厚い。

 しかし、湯浅が使う板のブランドは「ハート」。名古屋市中区のスポーツ用品製造販売「アルペン」が97年に米国から買い取ったブランドで、子会社「ジャパーナ」(同)の岐阜県御嵩町の工場で生産する日本製だ。

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