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【ノルディック複合】渡部暁斗、五輪へ飛躍好調 W杯3連勝で自信 走力の向上が課題

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【ノルディック複合】
渡部暁斗、五輪へ飛躍好調 W杯3連勝で自信 走力の向上が課題

W杯個人で3連勝を果たした渡部暁(中央)。平昌五輪へ弾みをつけた =ゼーフェルト(AP) W杯個人で3連勝を果たした渡部暁(中央)。平昌五輪へ弾みをつけた =ゼーフェルト(AP)

 【ゼーフェルト(オーストリア)=共同】26~28日にオーストリアのゼーフェルトで行われたノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合個人3連戦で、平昌五輪代表の渡部暁斗(北野建設)が全勝した。好調の飛躍を武器に五輪へ弾みをつけ「手応えはある。距離の調子がもう少し上がれば、すごく楽しくなるんじゃないか」と自信をのぞかせた。

 最大の勝因は前半飛躍で好位置につけたことだ。3戦計4回のジャンプの得点は1位が1度、2位が2度、3位が1度と高いレベルで安定していた。以前は踏み切りの動作で一度膝が前に沈み、すねが倒れて力をロスする傾向にあった。だが、今はその癖を指摘した日本の河野孝典ヘッドコーチも「あまり気にならなくなってきた」と言う。取り組んできた飛び出しの改善が実を結んでいることが証明された。一方、後半距離は1人で走るケースが多く、競り合ったのは第1戦の終盤くらい。本人も「追い込んだときにペースが落ちないように走れるかは分からない」と慎重で、もう少し走力の向上が必要と感じているという。

 2月3、4日の次のW杯2連戦は海外の有力選手の多くが出場を回避する可能性が高い。「トリプル」と呼ばれる今回の3連戦は前日の試合の成績を反映した得点で後半距離のタイム差が決まり「ジャンプの調子がいい人に有利」(渡部暁)な方式だが、フルメンバーで戦う五輪前最後の機会で勝った意味は大きい。

 W杯の個人総合でも首位に立った。複合の日本勢として初の個人金メダルに挑む五輪へ「まずはいいジャンプをすること。それが一番大事」と力強く話した。

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