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【平昌五輪】「三位一体」が世界に衝撃 日本女子団体追い抜き 一糸乱れぬ滑り世界記録連発 

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【平昌五輪】
「三位一体」が世界に衝撃 日本女子団体追い抜き 一糸乱れぬ滑り世界記録連発 

 まるで先頭走者の影のように、後続の2人が隊列を崩さずに追走する。スピードスケート女子団体追い抜きの日本は、この一糸乱れぬ滑りを武器に、今季のワールドカップ(W杯)で3度も世界記録を塗り替えた。

滑るたびに新記録

 11月にオランダで開かれたW杯第1戦で高木美帆(日体大助手)、菜那(日本電産サンキョー)の姉妹と21歳の佐藤綾乃(高崎健康福祉大)の3人で臨んだ日本は、2009年から破られていなかった世界記録を0秒02更新。高地で樹立された従来の記録を低地で破って世界を驚かせたが、日本は滑るたびに記録を伸ばし、第4戦までにタイムを約5秒縮めてきた。

米ソルトレークシティーで行われたW杯女子団体追い抜きで高木美帆(右)を先頭に滑走する高木菜那(中央奥)と佐藤綾乃(AP) 米ソルトレークシティーで行われたW杯女子団体追い抜きで高木美帆(右)を先頭に滑走する高木菜那(中央奥)と佐藤綾乃(AP)

 同種目は10年バンクーバー五輪で小平奈緒(相沢病院)らを擁して銀メダルを獲得した日本の得意種目。ただ、中長距離で圧倒的な強さを誇るオランダの壁は高く、昨年2月の世界距離別選手権でも後塵(こうじん)を拝した。序列を逆転させた秘訣(ひけつ)は大胆な作戦と他国にはまねできないチームワークにある。

 今季の日本は先頭の交代回数を4回から3回に減らし、高木美が先頭を滑る距離を伸ばした。交代時のタイムロスや減速を抑える利点がある一方、先頭は風の抵抗による体力消耗が大きいため高木美の負担は増す。エースの力を使い切る戦術ともいえるが、この負担を3人の距離を縮めて集団の空気抵抗を抑えることでカバーしている。

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