産経ニュース

【平昌へ 支える人たち】(上)フィギュア宮原のトレーナー・出水慎一氏 美しい滑りへ臀部の筋力強化

平昌五輪2018 平昌五輪

記事詳細

更新

【平昌へ 支える人たち】
(上)フィギュア宮原のトレーナー・出水慎一氏 美しい滑りへ臀部の筋力強化

宮原(右)のリハビリを支えてきた出水トレーナー(納冨康撮影) 宮原(右)のリハビリを支えてきた出水トレーナー(納冨康撮影)

 平昌五輪代表枠「2」を懸けた熾烈(しれつ)な争いを繰り広げるフィギュアスケート日本女子で、左股関節の疲労骨折から復活したのが宮原知子(関大)だ。実戦復帰までの約11カ月におよぶリハビリを支えたのがトレーナーの出水慎一さん(38)だった。

 宮原の体が悲鳴を上げたのは、3連覇を果たした昨年末の全日本選手権直後だった。世界選手権などシーズン後半のすべての大会を欠場した。

 フィギュアではほぼ同じプログラムを1シーズン演じる。練習からジャンプ、スピン、ステップで同じ動作の繰り返し。体への負担も同じ場所に集中し、宮原は左股関節が限界を超えた。

 検査では、骨にも十分な栄養が行き届いていないことがわかり、再発防止のために食生活から見直すことに。春先は約1カ月、氷上に立つことすらできなかった。苦しいリハビリの時間を、二人三脚で支えた出水さんは元への回復ではなく、進化を目指した。

 キーワードは「臀部(でんぶ)の強化」だ。かつて元バンクーバー五輪代表の小塚崇彦さんを担当した際、遠征で目にした当時の世界王者だったパトリック・チャン(カナダ)の臀部の筋肉の盛り上がりに衝撃を受けた。「スケーティングは前の太ももを使うと、連動して股関節などにも負荷がかかる。お尻の筋肉を使えば、けがのリスクが低くなるだけでなく、美しい滑りにつながる」。出水さんは宮原のリハビリ中、臀部の筋力強化を徹底した。

続きを読む

関連ニュース

「平昌五輪2018」のランキング