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【クローズアップ科学】戦艦「武蔵」発見者もうなる日本の総合力 深海無人探査レース、来月にも決勝

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【クローズアップ科学】
戦艦「武蔵」発見者もうなる日本の総合力 深海無人探査レース、来月にも決勝

第2ラウンド進出チームであることを示すトロフィーを持つチーム・クロシオの大木健共同代表=8月2日、神奈川県横須賀市の海洋研究開発機構(松田麻希撮影) 第2ラウンド進出チームであることを示すトロフィーを持つチーム・クロシオの大木健共同代表=8月2日、神奈川県横須賀市の海洋研究開発機構(松田麻希撮影)

 「複数の海中ロボットを同時運用するだけでもかなりの挑戦」と大木氏は語る。数の問題だけでなく、異なる組織が所有し、それぞれのシステムで運用する機材を一緒に動かす難しさもあった。「全く別の文化で、違う国の言葉を話しているロボット同士を“通訳”しなければならなかった」と振り返る。

 こうした難題を乗り越えることを可能にしたのが、それぞれに得意分野を持つチームメンバの活躍だ。通信技術に強いKDDI、国際レースへの参加ノウハウを蓄積するヤマハ、海中ロボットの運用で多くの人材を輩出する日本海洋事業などに所属する約30人のメンバーが、それぞれの強みを生かす。

 水深2000メートルの海底地図作製を目指す第1ラウンドは当初、プエルトリコ沖で行われる予定だったが、2つのハリケーンで甚大な被害を受けたことで実施が困難に。財団が各チームを訪問し、実験施設で審査する方法に変わった。

 今年1月、東大駒場キャンパスを訪れた審判団の中に、難破船ハンターのデービッド・マーンズ氏の姿もあった。米マイクロソフトの共同創業者で資産家のポール・アレン氏率いる探査チームが、フィリピンに沈んだ旧日本海軍の戦艦「武蔵」を発見した際の重要メンバーだ。

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