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【クローズアップ科学】戦艦「武蔵」発見者もうなる日本の総合力 深海無人探査レース、来月にも決勝

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【クローズアップ科学】
戦艦「武蔵」発見者もうなる日本の総合力 深海無人探査レース、来月にも決勝

第2ラウンド進出チームであることを示すトロフィーを持つチーム・クロシオの大木健共同代表=8月2日、神奈川県横須賀市の海洋研究開発機構(松田麻希撮影) 第2ラウンド進出チームであることを示すトロフィーを持つチーム・クロシオの大木健共同代表=8月2日、神奈川県横須賀市の海洋研究開発機構(松田麻希撮影)

 「こんな大会は後にも先にもない」(大木氏)。海洋研究における日本の存在感を示すためにも参加すべきだと、4氏はそれぞれの所属組織で上司らを説得して資金を捻出、少しずつ共に戦うメンバーを増やしていった。

 17年2月、4氏の所属組織のほか、海上技術安全研究所やKDDI総合研究所など7者が共同契約を結び、同4月にはヤマハ発動機が加わって現在のチーム・クロシオが完成した。

異なる文化のロボット同士を“通訳”

 レースは開催発表からわずか1年で技術提案書の提出が締め切られ、参加登録した日米欧などの32チームのうち21チームが書類選考で第1ラウンドに進んだ。日本からは唯一、クロシオが進出を決めた。

 非常に厳しいスケジュールの中でチームが取った戦略は、すでにある技術や機材を統合して総合力を高めることだった。東大と海上技術安全研究所が所有する海中ロボット3機と、三井E&S造船の洋上中継器を同時運用する実験を進めた。

 現在の海洋調査では、有人の支援母船から海中ロボットを投入するのが一般的。母船の代わりに中継器がロボットと通信する方法は、1機ずつのペアで運用する例が少し出てきたという段階だ。

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