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【外交安保取材】河野太郎外相、専用機は断念したものの…来年度チャーター機代10億円計上 職員へのしわ寄せ懸念も

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【外交安保取材】
河野太郎外相、専用機は断念したものの…来年度チャーター機代10億円計上 職員へのしわ寄せ懸念も

8月24日、米ロサンゼルスのハリウッドでジャパン・ハウス全館開館の記念イベントに参加した河野太郎外相(右から2人目)や「X JAPAN」のYOSHIKIさん(左)ら(共同) 8月24日、米ロサンゼルスのハリウッドでジャパン・ハウス全館開館の記念イベントに参加した河野太郎外相(右から2人目)や「X JAPAN」のYOSHIKIさん(左)ら(共同)

 旅費は中央省庁全体で総額が決められている上、「公務員に対する国民の批判も考慮し、相当厳しく査定する」(財務省)ため、来年度のやりくりが一層厳しくなるのは必至だ。

 河野氏の外相就任後、職員はビジネスクラスからエコノミークラスにし、部局ごとに出張人数を制限するなどの影響が出ているが、省内からは「さらに出張の自粛が続けば知見も人脈も深まらない。職員の士気が下がらないか心配だ」との声が上がる。チャーター機導入で外相の海外出張が増えれば、同乗する一部幹部を除き、経費節減のしわ寄せが広がる可能性がある。

 日本が途上国への経済支援を武器に台頭する中国に対抗しうる外交力を維持するため、河野氏が世界を飛び回るためなら、チャーター機代の10億円は必要経費だろう。だが、河野氏が奮闘する足元で職員の負担が増え、士気が下がることになれば「日本外交の足腰を強くする」(河野氏)ことに逆行しかねない。いっそのこと、日本外交の現状に強い危機感を持つ河野氏であれば、財政当局に中央省庁全体の旅費の見直しを求めても、“おねだり”とはいわれないだろう。

 政府開発援助(ODA)の抜本的な見直しなど河野氏が主導する外務省改革は緒に就いたばかりだ。しばらくは続くであろう「河野外交」の試行錯誤を今後も見守りたい。 (政治部 小川真由美)

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