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【野口裕之の軍事情勢】同じ過ち犯す中国 「C級戦犯」は存在せず「AB級」も靖国にお祀りされていない

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【野口裕之の軍事情勢】
同じ過ち犯す中国 「C級戦犯」は存在せず「AB級」も靖国にお祀りされていない

73回目の終戦の日だった8月15日、日没後も多くの参拝者が訪れた靖国神社(酒巻俊介撮影) 73回目の終戦の日だった8月15日、日没後も多くの参拝者が訪れた靖国神社(酒巻俊介撮影)

 そもそも《人道に対する罪を実行するよう命じたり、行ったりした人々》は靖国神社にお祀りされていない。中国共産党は故意か学習不足かは判然としないが、同じ過ちを頻繁に犯す。

 《人道に対する罪》は第二次世界大戦(1939~45年)におけるドイツ降伏後、ドイツ人を裁くため1945年8月8日、ニュルンベルク裁判の基本法・国際軍事裁判所憲章で初めて規定。(a)平和に対する罪(b)殺人と通例の戦争犯罪(c)人道に対する罪-が、国際軍事裁判所で所管する《犯罪》とされた。

 日本人を裁いた極東国際軍事裁判所条例でも、憲章にならい各々、いわゆる《ABC級犯罪》が定められた。けれども《人道に対する罪》は適用できなかった。勝者による敗者への復讐劇ともいわれる極東国際軍事裁判で「ドイツが行った特定民族絶滅と同じ意図を、日本が抱いていた」と、連合国はでっち上げようとしたが、不可能だったのだ。この点、ニュルンベルク裁判では、22被告の内、16人が《人道に対する罪》で有罪になる。

 《人道》と《平和》に対する罪は、米国が1944年秋から1年に満たない短期で創り上げ憲章制定前にはない。戦争開始・遂行を犯罪とする《平和に対する罪》に至っては、米国/英国/中華民国が降伏を求め日本に突き付けたポツダム宣言(1945年7月)時点で、犯罪とされていなかった。二罪とも慣習国際法として確立していなかったのだった。

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