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【近ごろ都に流行るもの】新鮮美味「まちなか農業」 大都会の畑も“金農”効果?!

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【近ごろ都に流行るもの】
新鮮美味「まちなか農業」 大都会の畑も“金農”効果?!

東京育ちの野菜を届ける、エマリコくにたちの菱沼勇介社長=東京都港区の「トーキョー・ビストロ・スコップ」 東京育ちの野菜を届ける、エマリコくにたちの菱沼勇介社長=東京都港区の「トーキョー・ビストロ・スコップ」

 早朝からワゴン車で農家を回る集荷担当の渋谷祐輔副社長(35)は、「こちらから畑に出向いて野菜を買い取る仕組み。農家の負担を軽くし、生産に専念してもらいたい。お客さんの声を農家に伝え、農家のこだわりや食べ方などの情報を相互に伝える役割もあります」。

東京の土はフカフカ

 集荷先のひとつ、国分寺市の中村農園は江戸時代から続く農家で、冒頭で紹介した赤坂見附「東京農村」の土地・建物所有者だ。

 園主娘婿の中村克之さん(52)によると、都心進出は偶然の産物。畑の一部が都道予定地となり立ち退きを余儀なくされ、代替地に繁華街を選んだ。「若い人たちに、農業って面白いんだぜって、伝える場があればいいなと思っていたので、これはチャンス。コジャレた店で自分の作物が使われるのは、農家のモチベーションになります」

 中村さんが婿養子に入ったのはバブル期。羽振りの良いIT系企業に勤め農業を継ぐ気はなかった。しかし、長女が畑で発した「おじいちゃんのキュウリおいしい」との言葉に農業の価値と愛に目覚めた。「東京の農家は規模が小さいので人の手で丁寧に作っている。東京の土は栄養を与えやすいフカフカの黒ぼく土。よい野菜が育ちます」

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