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【日本スプリントの挑戦】躍進を遂げた小池祐貴 火を付けたのは「日本最速の同い年」と「五輪入賞ジャンパー」との邂逅(かいこう)

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【日本スプリントの挑戦】
躍進を遂げた小池祐貴 火を付けたのは「日本最速の同い年」と「五輪入賞ジャンパー」との邂逅(かいこう)

ダイヤモンドリーグ第11戦の男子400メートルリレーで日本の第1走者を務めた小池祐貴=7月22日、ロンドン(ロイター=共同) ダイヤモンドリーグ第11戦の男子400メートルリレーで日本の第1走者を務めた小池祐貴=7月22日、ロンドン(ロイター=共同)

 「高校の頃は絶対に勝てなくて、どうにか希望を自分の中で見いだして競技をしていたけど、今は持てる力を出せば勝負できる。その感覚と手応えは間違ってなかった」

 そして、7月にはベルギー・コルトレイクの競技会で20秒29(追い風0・7m)と得意の200mでも自己記録を塗り替えた。日本歴代7位タイという好タイムで、ついに桐生と山県の自己記録20秒41を上回ったのだ。

 臼井は小池の現状を、こう分析する。「やってきたことは間違ってないという安心感があるんじゃないですかね。まだまだですけど。大体、日本選手権で『寝れない』なんて。世界を狙うのに、日本選手権は勝つのが当たり前」。80年モスクワから88年ソウルまで3大会連続で五輪代表に選ばれた、かつての名選手は目線を上げさせることを忘れない。

 7月、ロンドンで行われた世界最高峰シリーズ「ダイヤモンドリーグ」に小池は初めて出場し、400mリレーと200mを走った。

 「桐生と世界ジュニア以来、久々に同じリレーチームになった。こういうレベルでやってるんだなとか、上のレベルでリレーを組むのは、こういう雰囲気なんだなとか。彼は高校3年から、これをやってるんだなとかいろいろと感じました」

 同学年のライバルを語る言葉には、現実を真っすぐ見据える真(しん)摯(し)な響きがある。

 23歳のキャリアには、もっと上がある。きしんでいた歯車は今、がっちりかみ合い、回り始めたばっかりだ。(運動部 宝田将志)

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