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【大学最前線・この人に聞く】空前の大改革「日本版NCAA」と大学スポーツの行方 池田純スポーツ庁参与

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【大学最前線・この人に聞く】
空前の大改革「日本版NCAA」と大学スポーツの行方 池田純スポーツ庁参与

池田純氏 池田純氏

 いまこそ五輪・W杯需要を満たす「受け皿」が必要

 --来年はラグビーW杯、再来年は五輪・パラリンピックが日本で開催されます。これらと大学をはじめとするスポーツ界が連携して一つのストーリーを奏で、レガシーを残すことは可能でしょうか

 「『受け皿』次第です。たとえば五輪でスポーツがブームになったときに各競技が『観る』と『する』視点に立っていかに多くの機会を提供できるか、です。

 今年はサッカーW杯がロシアで開催されました。Jリーグではイニエスタやトーレスといったビッグネームがプレーしていますが、日本代表の健闘を考えた際、『受け皿』としてまだ弱い。ラグビーについてはW杯開催前年のいまこそ、『観る』『する』ための強力な受け皿が必要です。

 その意味で野球は一つのお手本です。WBCや五輪のたびにプロ野球は生活に密着した『観る』『する』双方の受け皿として機能してきました。でも、安泰ではありません。人口が減少するなか、東京五輪以降も現状維持ではなく、さらなる発展を期さねば衰退します。ましてや他のスポーツは、ではないでしょうか」

     ◇

 池田純(いけだ・じゅん) 昭和51(1976)年、横浜市生まれ。早大商学部卒業後、住友商事、博報堂勤務などを経て平成19年、ディー・エヌ・エー(DeNA)入社。23年、横浜DeNAベイスターズの初代社長に就任。28年に契約期間満了に伴って退任するまでの5年間で観客動員数を8割増、単体での売り上げを倍増して黒字化に成功するなど、慢性赤字化していたベイスターズの経営を立て直した。現在はスポーツ庁参与のほか明治大学学長特任補佐、Jリーグアドバイザーなどを務める。著書に『空気のつくり方』『常識の超え方』『最強のスポーツビジネス』(編著)など。

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