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【大学最前線・この人に聞く】空前の大改革「日本版NCAA」と大学スポーツの行方 池田純スポーツ庁参与

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【大学最前線・この人に聞く】
空前の大改革「日本版NCAA」と大学スポーツの行方 池田純スポーツ庁参与

池田純氏 池田純氏

 「全体最適」で現状打破を

 --NCAAはアメフットの試合で死傷事故が相次ぎ、当時の米国大統領が大学スポーツの改革を要求したことを機として誕生しました。日本でも日大アメフット部問題が起きました。日本版NCAAは同様の問題の再発を防ぐ特効薬になるのでしょうか

 「日大アメフット問題にはさまざまな側面があります。特効薬で何か一つを解決すれば全て解決するような単純な問題ではありません。また憲法が保障する『学問の自由』に基づく『大学の自治』という大原則があります。大学で解決できることは大学で解決しなければならないのです。

 とはいえ『集合知』というものがあります。それを共有することによって、一つの大学だけが発展したり、批判の矢面に立たされたりするのではなく、大学スポーツ全体が発展してゆく道を探るのが正論ではないかとも考えています。

 私がプロ野球に携わった7年前、球界全体が下降線でした。そうした環境もあってDeNAがベイスターズを買収できたわけですが、経営やエンターテインメントの分野で多様な取り組みを進め、それを各球団が共有することで『全体最適』に昇華され、球界全体が上昇気流に乗る一助を担ったという自負があります。

 ある競技でうまくいったノウハウがどんどんほかの競技に伝わってゆく。それが日本の大学スポーツ発展の処方箋だと思います」

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