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【酒と海と空と】(1)若手記者が体験 3年目の佐渡「辛口産経」造り 米と格闘しクタクタに   

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【酒と海と空と】
(1)若手記者が体験 3年目の佐渡「辛口産経」造り 米と格闘しクタクタに   

熱を放出させるため、必死の形相で蒸し上がった米を混ぜる記者 熱を放出させるため、必死の形相で蒸し上がった米を混ぜる記者

 産経新聞社が、佐渡の地域振興を支援しようと始まったオリジナル酒「辛口産経」の製造が今年で3年目を迎え、新潟支局の若手、入社2年目の太田泰記者が1週間、佐渡に泊まり込んで酒造りを体験した。その様子を6回にわたりリポートする。都会育ちの太田記者。はたして無事に“完走”できたのか-。

 7月13日。窓の外から「ホーホケキョ」という声が聞こえたような気がした。「夏も真っ盛りになろうとしているのに、ウグイスがいるのか」

 そう思って目を開けると、見慣れない天井が目に入った。そこで初めて、自分が昨日から酒造りのために佐渡島に来たことや、高校野球の取材を終えた後、慌てて夕方のフェリーに飛び乗ったことなどを、ぼんやりと思い出した。

 支局の先輩たちが取り組んできた酒造りも今年で3年目。正直に言うと数日前から不安で仕方がなかった。普段、自炊すらまともにしたことがない自分が果たして酒をつくれるのだろうか…と。「大変やけど頑張ってな」。1つ年上の先輩からのありがたいお言葉が重くのしかかる…。

 酒造りの現場は旅館から20分ほどの距離。青い大海原が右手に見える国道350号を赤い愛車で走ると、尾畑酒造の「学校蔵」に到着した。

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