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【衝撃事件の核心】流出NEM事件、発生から半年 海外サーバー経由で不正通信指示 通信記録欠損で犯人特定は高いハードル

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【衝撃事件の核心】
流出NEM事件、発生から半年 海外サーバー経由で不正通信指示 通信記録欠損で犯人特定は高いハードル

 捜査関係者によると、犯人側は交換で得たビットコインなどを数億から数十億円分ごとに分け、インターネット上やパソコン端末上に作った複数の「電子財布」(ウォレット)に保管しているとみられる。

海外捜査機関に照会しても…

 事件は1月26日に発生。午前3時ごろから複数回、外部から社内ネットワークに不正アクセスがあり、ネムの出金が行われた。午前11時半ごろ、ネムの残高が大きく減っていたことから同社が異変に気付き、全仮想通貨の出金を停止したが約580億円分のネムがすでに流出していた。

 警視庁は捜査本部を設置し、約100人体制で不正アクセスの通信記録の解析など捜査にあたった。

 捜査本部によると、流出の数日前、従業員のパソコンに送信されたメールを介してウイルスに感染。その後、コインチェックのネットワークと欧米のサーバーの間で、複数回の不審な通信があったことが分かっている。この時、ネムを送信する際に必要な「秘密鍵」と呼ばれる暗号が盗まれた可能性が高い。

 不正通信の指示は欧米などの各国にあるサーバーを経由しており、警視庁は海外の捜査機関を通じてサーバー管理者に照会している。だが、サーバーを運営する業者の一部が通信記録を保存していなかったことも判明しており、発信元の特定作業は長期化が予想される。

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