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【衝撃事件の核心】実像と乖離した「久保木愛弓容疑者像」 大口病院点滴殺人 顔色が変わったのは…

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【衝撃事件の核心】
実像と乖離した「久保木愛弓容疑者像」 大口病院点滴殺人 顔色が変わったのは…

顔の半分以上も隠れるマスクを着用し、自宅からバスに乗り込む久保木容疑者の姿がたびたび目撃された=1月11日、横浜市鶴見区(外崎晃彦撮影) 顔の半分以上も隠れるマスクを着用し、自宅からバスに乗り込む久保木容疑者の姿がたびたび目撃された=1月11日、横浜市鶴見区(外崎晃彦撮影)

 横浜市の大口病院(現・横浜はじめ病院)で、入院患者2人が薬物を投与されて殺害された連続点滴中毒死事件で、神奈川県警に逮捕された久保木愛弓(あゆみ)容疑者(31)は、数度にわたり本紙記者の取材に応じていた。記者に無実を切実に訴えた様子は、インターネット上などで指摘されている人物像と乖離(かいり)している。久保木容疑者の行動の背景には何があるのか。容疑者をめぐる謎はなお多い。

 事件発覚から1年がたった昨年9月中旬。大口病院をめぐる報道は小康状態となり、一時期、横浜市鶴見区のアパートを囲んでいた報道陣もすでに消えていた時期だ。蒸し暑い夕方、久保木容疑者は財布のようなものを手に、白い半袖のシャツに黒地のズボンという軽装で自宅の玄関を出た。

 久保木容疑者は記者の質問に、長く立ち止まって応えるなど、誠実な様子を見せた。言葉遣いは丁寧で、話す内容も筋が通っていた。ただ、声には覇気がなく、弱々しかった。

 「精神的につらいです。薬を飲んでいるんですが、なかなか良くならなくて…」。久保木容疑者はそう言い残し、家と反対の方角に消えていった。

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