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【野口裕之の軍事情勢】中国の「非友好的な国」調査で見事1位に輝いた豪州 中国の「自滅」が世界を救う

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【野口裕之の軍事情勢】
中国の「非友好的な国」調査で見事1位に輝いた豪州 中国の「自滅」が世界を救う

 豪州の書店に《サイレント・インベージョン=静かなる侵略》なる本が平積みされているという。一方、8月2日までホノルル周辺海域を中心に繰り広げられている多国籍海軍合同演習《RIMPAC=リムパック2018》で、リムパック史上初の陸上部隊が軍艦を攻撃する演習(SINKEX)が実施された。平積みされた本とSINKEXは「連動」している、と筆者は感じる。この「連動」こそ今次小欄のテーマである。

 本の著者は豪チャールズ・スタート大学のクライブ・ハミルトン教授で、豪州に浸透する中国の邪悪な影響に警鐘を鳴らし、著作でも《中国は民主主義を利用して民主主義を破壊する》と看破した。例えば、豪州に移住した中国系富豪が与野党の政治家や大学に多額の資金を提供している実態を紹介。中国に魂を売った政治家の発言や大学の研究が、南シナ海の領有権問題や自由貿易協定(FTA)などを、中国の望む方向に誘導していく工作を暴露した。中国系富豪らは中国の国政助言機関・全国政治協商会議の代表を務めており、共産党との関係にも疑いの目を向けた。

 実際、豪州戦略政策研究所は6月、企業が負担した豪州国会議員の海外出張の内、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の主催案件が8年間で12件(判明分のみ)と最多だっと発表した。ロイター通信によれば、ジュリー・ビショップ外相や現職の貿易相&前貿易相が「中国の丸抱えツアー」に参加していた。

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