産経ニュース

【原発最前線】大詰めのトリチウム水問題 「元汚染水」の安全性、受け入れられるか

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【原発最前線】
大詰めのトリチウム水問題 「元汚染水」の安全性、受け入れられるか

東京電力福島第1原発敷地内に立ち並ぶトリチウム水などが入ったタンク 東京電力福島第1原発敷地内に立ち並ぶトリチウム水などが入ったタンク

 一方、「敷地内でのタンクの増設は限界が近づいており、いつまでもタンクにため続けることはできない」と強調。「デブリ(溶融核燃料)取り出しの作業エリア、使用済み燃料の保管場所を新たに確保することが必要」とし、トリチウム水が構内に約89万トン、タンク約680基分を占めている状況が、廃炉作業の障害となることも指摘している。

 委員からは「健康影響の心配はない、という表現は断定的すぎる」などの指摘があった。また、近畿大工学部などが6月下旬、「トリチウムの分離除去に成功した」と発表したことについても委員から質問があり、事務局は「研究者も実用化には時間がかかるとしている」として福島第1原発での選択肢には含めない考えを示した。

2つのトリチウム水

 資料案では「事故後はサブドレン(井戸)、地下水バイパスのくみ上げ水にもトリチウムが含まれているが、濃度を計測し、管理しながら希釈せずに海洋への放出を行っている」とした事実も明記した。

続きを読む

このニュースの写真

  • 大詰めのトリチウム水問題 「元汚染水」の安全性、受け入れられるか

「ニュース」のランキング