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【おらがぐるめ】秋田・男鹿の新名物「浜のそば」 潮風で育った甘みとコシ

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【おらがぐるめ】
秋田・男鹿の新名物「浜のそば」 潮風で育った甘みとコシ

男鹿産のそば粉で手打ちしたそば「冷やかけそば」は700円=秋田県男鹿市男鹿中浜間口 男鹿産のそば粉で手打ちしたそば「冷やかけそば」は700円=秋田県男鹿市男鹿中浜間口

 「なまはげの里」として知られる男鹿半島の北東部、秋田県男鹿市浜間口地域の海岸沿いで、潮風の塩害に負けずに育ったソバを使った手打ちそばが、「浜のそば」として新たな名物になりつつある。

 古民家を改修した同名の店がオープンしたのは昨年9月。地域の有志で作る「おが東海岸推進協議会」が運営を担当。「そばマスター」の進藤由秀さん(66)はNTTを59歳で早期退職して故郷に戻り、実家で農業をしようと考えるうち、そば打ちにとりつかれた。

 講習会で学ぶ一方、耕作放棄地だった約2ヘクタールの畑に3年前、初めてソバを植えたが、収穫前に潮風の影響で全滅。収穫期をずらすことで一昨年から約1・2トンのソバが安定して確保できるようになり、地域の支援で開店にこぎつけた。

 「浜風の影響でソバの葉は落ちやすい。その分、実も小粒だが、甘みが乗ってコシもある」と進藤さん。つゆは国産の材料にこだわったオリジナルだ。

 近くにはハマナスやユリの群生地があり、観光案内も兼ねた小さな「道の駅」としての役割も果たす。ゆくゆくは土地を開墾してソバの収穫量を増やし「観光客向けの収穫体験も企画して、男鹿を元気にしたい」と目を輝かす。

 メモ 「浜のそば」は秋田県男鹿市男鹿中浜間口字川上22 (電)090・3687・8104。営業時間は土、日、祝日の午前11時~午後2時。12~3月は予約のみ営業。ソバの実をトッピングしたジェラート(350円)も人気。

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