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【経済インサイド】「牛」「豚」よりも「鶏肉」が国内外でブーム! ヘルシー、安さ、ノン宗教色の三拍子そろい増産中

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【経済インサイド】
「牛」「豚」よりも「鶏肉」が国内外でブーム! ヘルシー、安さ、ノン宗教色の三拍子そろい増産中

三井物産が出資したモロッコの鶏肉加工一貫生産の会社が生産するハム、ソーセージ。モロッコはアフリカ4位の鶏肉消費国で需要が拡大している(三井物産提供) 三井物産が出資したモロッコの鶏肉加工一貫生産の会社が生産するハム、ソーセージ。モロッコはアフリカ4位の鶏肉消費国で需要が拡大している(三井物産提供)

 アジアでも、三菱商事はタイで鶏肉の加工生産工場を来年1月にも立ち上げる。三菱商事と伊藤ハム米久ホールディングス、タイ食品大手のベタグロ・グループの3社の合弁会社を通じて約60億円を投資し、新工場を建設中。付加価値の高い空揚げやスチームチキン(蒸し鶏)を生産することで日本と同じような一貫生産体制が整う。

 新工場の完成を機に、日本向けに加え、需要が拡大する他の周辺アジア市場なども開拓する。FAOの試算では、東南アジアの鶏肉消費も50年に14年比78.6%増の1590万トンに増える見通しだ。

 50年にはアフリカやアジアを中心に、世界人口は今の75億5000万人が100億人に増え、タンパク質は30年頃には需給が逼迫(ひっぱく)するとみられている。

 各社が鶏肉に注目するわけは、生産までの日数が少なく、飼料効率も良く、安く提供できるからだ。食肉1キロ生産するのに必要なエサの量は一般的に牛で8キロ、豚4キロに対し、鶏は2キロといわれる。飼料用作物の栽培に必要な水も節約できるというわけだ。

 鶏肉増産も商機で、商社や農業資材メーカー、化学メーカーも巻き込み、しのぎを削る。中でも必須アミノ酸のメチオニンは、鶏の成長に欠かせない飼料添加物だけに年率約6%増で成長する。

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