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【野口裕之の軍事情勢】台湾駐屯を探る米軍の本気度 在韓米軍撤退で困るのは中国だ!

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【野口裕之の軍事情勢】
台湾駐屯を探る米軍の本気度 在韓米軍撤退で困るのは中国だ!

6月14日、北京での会談で握手する中国の習近平国家主席(右)とポンペオ米国務長官(AP=共同) 6月14日、北京での会談で握手する中国の習近平国家主席(右)とポンペオ米国務長官(AP=共同)

 ところが、この「取引」には落とし穴がある。《段階的》は「時間稼ぎ」を、《朝鮮半島の非核化》とは、核兵器を韓国に持ち込める在韓米軍の「漸減→撤退」を意味する。正恩氏との会談で《段階的な朝鮮半島の非核化》につき合意したとされる習主席に拒む理由はなし。「北朝鮮大好き」で、在韓米軍撤退を念頭に置く戦時作戦統制権返還要求を優先政策にする韓国の文在寅大統領も飛び付き、在韓米軍撤退=米韓同盟の劣化→消滅へとカジが切られる。

 従って、中国を後ろ盾とする南北の連邦化→統一に拍車がかかる。やがて、統一朝鮮領に中国人民解放軍が駐留し、対馬は中国・統一朝鮮と対峙する最前線と化す。

 かくなる危機に陥れば次善の策として、在韓米軍を台湾に振り分けるべきだ。台湾は(1)中国が軍事膨張を止めぬ南シナ海(2)人民解放軍の台湾侵攻で来援が期待される米空母打撃群の通り道=西太平洋(3)中国の対日侵略で緒戦の舞台になる東シナ海-の「3海域=戦略的3要衝の交差点」に位置する。日本列島~沖縄~台湾を結ぶ「海上の長城」上に、自衛隊や米軍に加え台湾軍が防衛線を敷けば、中国の東方侵出を封じ込める巨大な抑止力となる。

 付言すると台湾は沖縄と並び、米国が構築する国際秩序の策源地。日本にとっても、エネルギー・経済の生命線たるシーレーン防衛の「守護神」だ。

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